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【社会学】食の工業化

2007 - 02/22 [Thu] - 02:40

ブロイラーのニワトリは普通のニワトリと違う。

ブロイラーのニワトリの主な特徴は2つある。

まず、少ないエサでよく太るということ。
そして、成長が極めて早いということである。
つまり、ブロイラーのニワトリとは、飼育コストを抑えて、効率性を重視したニワトリということである。

その結果、通常のニワトリが10週間の飼育体重が1kgにしか達しなかったのに対し、ブロイラーのニワトリは10週間の飼育体重が3kgを超えるようになったのである。

そして、ブロイラーの飼育方法も効率性を重視し、過密に飼育したのである。


しかし、これによっていくつかの問題が引き起こされた。

まず、抗生物質による耐性菌の問題である。
過密飼育だと、病気の感染が早いので、抗生物質をエサに混ぜていた。
しかし、抗生物質を投与しても、ニワトリの腸の中で、その抗生物質でも死滅しない耐性菌が生まれた。
この耐性菌が糞などによって排出され、エサに混じってブロイラーに蔓延したのである。
そして、人間にも感染し、死亡してしまったという報告があるのである。

次に、ポストハーベストの問題である。
現在、日本では、飼料をアメリカからの船での輸入に頼っている。
その際に、飼料に虫が付いたり腐らないようにする化学薬品であるポストハーベストを散布している。
そのポストハーベストが散布されたエサを食べた動物の肉を人間が食べても大丈夫なのかという、ポストハーベストによる安全性が疑われている。

さらに、遺伝子組み替えの問題もある。
遺伝子組み替えの作物を食べた動物を人間が食べて果たして大丈夫なのかという、遺伝子組み替えによる安全性も疑われている。



また、生産もブロイラーと同様に、飼育コストを抑えて効率性を重視したニワトリを採用として飼育しているのである。

その採用のニワトリを確保するために、現在、日本ではアメリカから種鶏を輸入している。
この種鶏は、良いを生むニワトリである。
その子供も良いを生む。
しかし、優性の法則(メンデルの第一法則)より、種鶏の孫は良いを生むとは限らない。

なので、日本は現在でも種鶏をアメリカから買い続けている。

よって、日本は卵の自給率は100%近いと言われているが、その生産体制は、アメリカに大きく依存しているのである。


また、先ほどから、「良い卵」と言ってきたが、日本では「良い卵」とは「美味しい卵」ではなく、「見栄えが良い卵」のことである。
そして、1992年に、見栄えの良い、日本特別の卵が出来上がった。
品種改良の結果である。

新鮮ではないが、白身が高く盛り上がっている卵を作ったのである。
すると、日本の消費者はその卵を新鮮だと思い込んで買っているのである。


このように、ニーズに合った効率の良いものを作るという、食の工業化が進んでいるのである。

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